株式会社プッシュ代表取締役CEO。横浜市立大学入学後、2社のIT系ベンチャーでインターン。営業やWebマーケティング、プログラミングを習得しフリーランスとして独立。その後、在学中に株式会社プッシュを創業。Webマーケティング事業やソフトウェア事業を運営。
Zoomには「ブレイクアウトルーム」という機能があります。これを利用すると、ミーティングの途中で複数のグループに分かれてのセッションを行うことが出来ます。
この記事では、ブレイクアウトルームで出来ることや、使い方をご紹介します。
目次
Zoomブレイクアウトルームとは?何ができる?
↓こちらがブレイクアウトルームのイメージです。
Zoomブレイクアウトルームとは、グループに分かれて少人数でミーティングを行うことが出来る機能です。全員で行うだけの画一的なZoomミーティングではなくダイナミックなセッションを提供できるようになります。
例えば、最初は全体でミーティングを行い、次にグループに分かれてミーティングを行い、最後にまた全体ミーティングを行うということが可能になります。
まずはブレイクアウトルームを有効にする
ブレイクアウトルームは、アカウントごとに有効/無効の設定ができます。
そのため、まずは自分のアカウントでのブレイクアウトルームを有効に設定する必要があります。
まずはzoom.usにアクセスし、自分のアカウントにログインし、「アカウント設定」に移動します。
画面左側の「ミーティングにて(基本)」をクリックします。
↑「ブレイクアウトルーム」をクリックします。
↑このようなウィンドウが表示されたら「有効にする」をクリックします。
これでブレイクアウトルームが利用できるようになりました。
有効にすると、ツールバーの右下にある「ブレイクアウトルーム」アイコンをクリックして、会議中にブレイクアウトルームを作ることができます。
ブレイクアウトルームを有効にするオプションにアクセスできない、表示されていない場合は、システム管理者に連絡して、有効にするように依頼してください。
それでは、ここからは実際にブレイクアウトルームを作成していきましょう。
ブレイクアウトルームの作成には2つの方法があります。
- スケジューリング時にブレイクアウトルーム割り当て
- 会議を開始してからブレイクアウトルーム割り当て
上記の2つです。
それぞれ紹介していきます。
スケジューリング時にブレイクアウトルームを事前に割り当てる方法
会議の主催者は、会議のスケジューリング時にブレイクアウトルームの事前割り当てを行うことができます。このオプションは、参加者をどのようにグループ分けしたいかがすでにわかっているホストに最適です。
事前に割り当てられたブレイクアウトルームを使用して会議をスケジュールするには、以下の手順に従います
↓ Zoom設定ページにて「ブレイクアウトルーム」が有効になっていることを確認します。個人アカウントのみの場合はこちらの設定ページから行います。
↓ 次に、スケジューリング時に設定できるようにここにもチェックをします。
これで事前の設定は完了です。
実際にミーティングをスケジューリングしてみましょう。まずZoomを開きます。
↓その後、オプションを開くとチェックボックスが表示されるのでチェックします。
(※このオプションが表示されない方はPCやブラウザ、Zoomを再起動すると反映されるようです。詳しくはこちら)
その後、それぞれのルームを設定し、参加者のメールアドレスを使用して手動で参加者を割り当てるか、「CSVからのインポート」を選択して、CSVファイルを使ってインポートします。
※事前割り当てが上手くいかない場合はこちらの記事をご覧ください。
各ブレイクアウトルームにタイトルをつける
ブレイクアウトルームにはそれぞれタイトルを付けることができます。
各ブレイクアウトルームのタイトルを変更したい場合は、希望のルームをクリックして、鉛筆アイコンをクリックすると、ルームの名前を変更することができます。
ブレイクアウトルームの作成と参加者の割り当てが完了したら、「保存」をクリックして、会議のスケジュール設定を続行します。
会議を開始したあと(会議中)にブレイクアウトルームを作成する方法
画面下部のツールバーの「ブレイクアウトルーム」をクリックすると、ブレイクアウトルームのオプションが表示され、以下のことが操作できます。
- ブレイクアウトルームを作成
- 自動で割り当て … 自動的にブレイクアウトルームを作成し、参加者をランダムにルームに配置したり、事前に割り当てられたルームに配置したりします。
- 手動で割り当て … ルームを作成し、参加者を各部屋に個別に割り当てることができます
すでにブレイクアウトルームを利用している場合には、以下のことが出来ます。
- 参加者の移動 … 参加者を移動させるには、参加者の名前を選択して、別の部屋に割り当てるだけです。
- ルームの削除 … このオプションは、選択したブレイクアウトルームを削除します。ただし、その部屋の参加者が会議から削除されるわけではありません。部屋が削除されると、その参加者は別のブレイクアウトルームに入るためのキューに戻されます
- 再作成 … このオプションでは、最初からランダムにブレイクアウト ルームを再作成し、参加者を自動的にルームに配置することができます。または、手動でブレイクアウト ルームを再作成することもできます
ブレイクアウトルームのオプション設定
↓まずは設定アイコンをクリック。
↓次に以下のオプションをそれぞれのニーズに合わせてチェックしていってください。
これらのオプションを使うことで、ブレイクアウトルームをカスタマイズできます。
それぞれ具体的に紹介します。
- 参加者によるルーム選択を許可 … 参加者が自分でルームを選べるようになります。
- 割り当て済みの全参加者を自動でブレイクアウト ルームに移動させる … このオプションは、「すべての部屋を開く」オプションを選択したときに、すべての参加者を自動的にブレイクアウトルームに移動させ、その場でブレイクアウトルームを作成することができます。
- 参加者がいつでもメインセッションに戻れるようにします
- 分後にブレイクアウトルームを自動的に閉じる … このオプションでは、ブレイクアウトルームにタイマーを設定することができ、タイマーが切れると全員がメインセッションに戻ることになります。このオプションは、グループ活動やブレインストーミングのセッションに最適です
- ブレイクアウトルーム終了後のカウントダウン … このオプションでは、ブレイクアウトルームの参加者がメインセッションに戻るまでのカウントダウンを目に見える形で表示します
参加者としてブレイクアウトルームに参加する
ブレイクアウトルームの参加者は、通常の会議と同様の機能を利用できます。以下はその例です。
ブレイクアウトルームを選択
どのブレイクアウトルームに参加したいかを参加者自ら選択できるようになりました。これにより、会議参加者は、ホストが割り当てなくても、自由にブレイクアウトルーム間を移動することができます。
ただし、ホストがこの機能を有効にしている場合のみ可能です。
画面共有
通常の会議と同様に、ブレイクアウトルームでも画面を共有することができます。
ただし、ホストは参加者がブレイクアウト・ルームで画面を共有できるようにしなければなりません。
会議中のチャット
ブレイクアウト・ルーム内のチャット機能を使って、ルーム内の他の参加者にメッセージを送ったり、リンクやコンテンツ、アイデアを共有することもできます
ホストに助けを求める
この機能は、ブレイクアウトルームに特有のものです。ブレイクアウトルーム内で助けが必要なことをホストに連絡することができます。
ホストは、すぐにブレイクアウト ルームに参加して対応することも、参加者にメッセージを送信して、手が空いたら手伝うことを伝えることもできます。
Zoom Roomsアプライアンスからの参加
また、Zoom Rooms アプライアンスからBreakout Roomに参加する機能も追加されました。Zoom Roomsはブレイクアウトルームのセッションを開始することはできませんが、ホストがブレイクアウトセッションを開始したときに、ブレイクアウトルームの参加者として追加することができます。
Zoom Roomsの参加者は、セッションへの参加や離脱ができ、自分のブレイクアウトに誰が参加しているかを確認することができます
この機能は、Zoom Room対応の教室を使用している教育者が、グループ活動にブレイクアウトルーム機能を活用したい場合に特に役立ちます。
また、近日中にはZoom Rooms for Windows、Mac、およびZoom Rooms for Touchでもブレイクアウトルームに対応する予定です。
追加のブレイクアウトルームの収容人数
追加のブレイクアウトルームのキャパシティを求める組織は、Zoomのアカウント担当者に連絡して、会議で100室のキャパシティを持つブレイクアウトルームと、それらの部屋の間に最大1,000人を割り当てる機能にアクセスする必要があります。
株式会社プッシュ代表取締役CEO。横浜市立大学入学後、2社のIT系ベンチャーでインターン。営業やWebマーケティング、プログラミングを習得しフリーランスとして独立。その後、在学中に株式会社プッシュを創業。Webマーケティング事業やソフトウェア事業を運営。